6月/コロナ禍での活動報告まとめ

 
 

日向商工会議所青年部総務広報委員会です。

令和2年5月29日、書面決議にて、令和2年度日向商工会議所青年部定期総会が承認され、いよいよ新体制での活動が本格的に始まります。

 特別な一年を迎えて、皆様もご周知のとおりですが、これまでの新型コロナウイルスの影響を振り返った上で、活動の報告をいたします。

 中国当局は1月23日から武漢市を「都市封鎖」しました。日本では1月28日に日本人の初感染が発表され、2月にはダイヤモンドプリンセス号や2月13日の国内初の死者、安倍晋三首相が2月26日に全国的なスポーツ、文化イベントを「今後2週間は中止、延期、または規模を縮小する」対応を要請。さらに翌27日には全国すべての小中高校などを3月2日から春休みまでの間、臨時休校するよう要請しました。

 このころになると私たちの生活へも影響を与えてきました。深刻なマスク・消毒液の不足、一時的な買い占め騒動などが起こりました。

 3月入り、新型コロナウイルスは全世界に猛威を振るい、世界保健機関(WHO)は11日(現地時間)、「パンデミック」に相当すると認定しました。24日夜には、安倍首相とIOCバッハ会長らが電話会談し、急転直下で「遅くとも2021年夏までに開催する」と五輪を1年程度延期が決定しました。

 このころから、飲食店や小売業者を中心に日向市でも自粛の影響から地域経済に影を落としてきました。

 日本国内の感染者数は、3月終盤以降に急増し、4月7日、東京都や大阪府、福岡県など7都府県を対象に5月6日までの期間で「緊急事態宣言」を発出しました。さらに16日には「緊急事態宣言」の対象を全国に拡大。都市部から地方への人の移動による各地でのクラスター発生が見られたことなどを踏まえたもので、政府はゴールデンウイークの旅行や帰省の自粛を国民に求めました。合わせてソーシャルディスタンスや手洗いの徹底、テレワークやオンラインショッピングの推奨などを提案しました。5月4日、「緊急事態宣言」を5月31日まで延長することを決定しましたが、5月25日、緊急事態宣言について、月末の期限を待たず解除することとなりました。

5月の混乱や迷走は私たちの生活を大きく変え、尚且つ実害の傷跡も大きく後に残るものでした。

 6月に入り、19日には全国をまたぐ移動も緩和され、「新しい生活様式」の下ではありますが、少しずつ日常を取り戻しつつあります。

 このような状況の中、日向商工会議所青年部も活動の自粛を余儀なくされました。役委員会や定例会などの会議が開催できないことを受け、佐藤会長、鈴木専務を中心にweb会議のシステム構築を行いました。ZOOMを使用し、会議の運営方法や役員への周知をお行い4月・5月はweb会議にて役員会を開催しました。

 ニュースなどでは紹介されるZOOMですが、日向市でのリモートの使用率はまだまだ低い中、日向YEGに参加していることで使うきっかけとなれば今後、非常に良いツールになるのではないでしょうか。この様な状況でも出来ることを模索することの大切さを学びました。

(ZOOM会議の様子)

 また、会員企業への応援事業として、飲食店のテイクアウト販売を、FacebookやSNSを通して沢山の皆様に佐藤会長から宣伝していただきました。

(Café run intoにて)

(BUCKAYROにて)

 実働の活動ができない中、平成28年12月20日に締結しました、『災害時における青年会(3団体)の協力に関する協定』に基づき、3団体協議会(日向商工会議所青年部・日向青年会議所・日向木の芽会)を開催し、対策や支援活動について協議いたしました。その中で、相互会員の飲食店支援や新型コロナウイルスの感染拡大防止飛沫防止スクリーンの作成・日向市への寄贈を行いました。

 このような有事の際にも、地域の他団体と協力して地域の為に活動ができるのも、過去に先輩方が築き上げてきたことのお陰ではないでしょうか。

(3団体協議会の様子)

(スクリーン作成の様子1)

(スクリーン作成の様子2)

(スクリーン贈呈式の様子)

 各委員会の活動が滞る中、5月の役員会には特別委員会の設置が承認されました。飯野委員長を中心に各委員会の委員長が副を務める体制で、新型コロナウイルスにて影響を受けた会員への支援議案や新型コロナウイルスに係る各制度説明を開催しました。特別委員会では今後、日向市を元気づけることが出来るような企画を考えていますので、皆様からのご協力をお待ちしております。

(特別委員会の様子)

(制度説明会の様子)

 「新しい生活様式」の中で、6月10日に本年度初の対面役員会が開催されました。これまでの期間の活動の報告や今後の活動の内容が話し合われ、改めて対面での大切さがわかりました。

(役員会の様子)

 最後になりますが、新体制がスタートしてあまりにも多くのことが、嵐のように起こり過ぎていきました。これから私たちは徐々に日常を取り戻していかなければなりません。今後は新型コロナウイルスの第二波、第三波にも気を付けながら前進し、成長していくためにも、佐藤会長の掲げる、本年度スローガン「万象我師」~YEG で新しい発見を!~精神の下で、コロナ禍を反面教師にして乗り越え新しい発見をしていければと思います。